宇治田原茶業青年会の特徴
- chagyoseinenkai
- 2022年2月8日
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宇治田原町・茶産業の歴史的な特徴
宇治田原町は、古くから日本茶の生産を行うだけではなく、日本、世界への販売を行っておりました。江戸時代には、煎茶製法を発明した永谷宗円翁が江戸へ販路を広げたことから、東京への流通が盛んでした。日本が開国して以降も様々な地域に出荷していた記録が残っており、例えば、青年会会員の古い蔵から戦前に樺太や中国に輸出していた帳簿などが見つかっています。
このように、歴史的に宇治田原町の茶産業は、生産だけでなく、日本茶の販売・流通も担ってきたきました。その特徴は今も変わらず、生産家と卸、小売業者がバランスよく町内で活動しています。青年会にも様々なバックグラウンドの業者が集まり、互いに情報交換、切磋琢磨する関係を構築しています。
活動内容
主な活動の一つは、茶審査技術の向上のための練習会の開催です。茶香服*を始めとした鑑定の練習を行います。
また、例年、宇治田原町役場と共同で「全国茶香服大会・宇治田原町民茶香服大会」などを開催しています。町内だけではなく、遠方からもお茶好きの方が大会に訪れてくださいます。その他、町内の学校での特別授業など、茶業振興のために年に数度、会員の中から、有志で活動もしています。
* 茶香服とは?
古くは「闘茶」と呼ばれていたお茶の味利きのゲームです。5種類のお茶の味を合計5回、飲み分けるゲームで、25点満点で行います。
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